結婚を控えた同僚の、ふとした一言
先日、結婚を控えている会社の同僚と話していたときのことです。将来の家族の話になり、「子供が小さいうちは、妻には家庭に専念してもらいたいと思っている」と話してくれました。
まだ結婚前で、子供もいない段階での「将来こうしたい」という希望なので、実際にそうなるかどうかは分かりません。それでも、その一言を聞いて、自分が3年前に同じような働き方を選んだときのことを思い出しました。
3年前、自分も「一馬力」を選んだ
うちは今、私の収入だけで家計を支える、いわゆる一馬力の状態です。この形を選んだのは3年ほど前で、きっかけは何か深刻な出来事があったからではなく、単純に「家族との時間を大切にしたい」という気持ちが強くなったからでした。
働き方を見直したいと思う理由は、人それぞれだと思います。収入をもっと増やしたい人もいれば、体力的にしんどくなってきた人もいるでしょうし、私のように「一緒にいられる時間を優先したい」というだけの人もいると思います。うちの場合はこの最後のパターンで、切羽詰まった理由があったわけではありません。
収入が減る不安には、「働く時間を増やさずに、資格手当を増やす」で対応した
一馬力にすると決めたとき、正直に言うと、収入が減ることへの不安はありました。ただ、そこで「働く時間を増やして収入を確保する」という方向には進みたくありませんでした。それだと、そもそも家族との時間を大切にしたいという最初の目的と矛盾してしまうからです。
そこで私が実際にやったのは、勤務時間を変えないまま、資格を取得して資格手当を増やすという方法でした。仕事の合間や子供が寝たあとの時間を使って勉強し、資格を取るたびに手当が上乗せされていく、という形で少しずつ収入を積み増していきました。
労働時間そのものは増やしていないので、家族と過ごす時間を削ることなく、収入減の不安に対応できたのは、自分にとってはやってよかったことだったと思います。ただし、資格取得には勉強時間と一定の費用がかかりますし、目指す資格によって難易度や手当の金額はまったく違うので、誰にでも同じようにうまくいく方法だとは思っていません。
家計の見直しとして「平日の出費をゼロにする」に取り組んだ
収入を増やす工夫と並行して、家計そのものの見直しにも手をつけました。中でも実際に続けているのが、「平日は基本的に出費をゼロにする」という取り組みです。
平日は仕事と家庭で慌ただしく、ついコンビニでの買い物や、ちょっとした外食で出費がかさみがちでした。そこで、平日の買い物は基本的にせず、必要なものは週末にまとめて済ませる、というルールを自分の中で決めてみました。
やってみると、「今日は何も買わない」と決めているだけで、ちょっとした衝動買いが自然と減っていく感覚がありました。もちろん急な出費が必要になる日もあるので、完全にゼロにできているわけではありませんが、平日の小さな出費が積み重なっていたことに気づけたのは、自分にとって大きな発見でした。
これが正解とは限らない、と思っています
こうして振り返ってみると、資格取得による資格手当アップと、平日の出費ゼロ化という2つの工夫で、うちは収入減の不安と向き合ってきました。ただ、これはあくまで自分たちの状況に合わせて選んだ一つのやり方であって、これが正解だとは思っていません。
共働きという形にも、それぞれの家庭なりの良さがあるはずですし、一馬力にもそれぞれの事情や工夫があるはずです。どちらが優れているという話ではなく、家庭ごとに大切にしたいものが違うだけなんだと思います。
同僚が話してくれた「将来は一馬力にしたい」という希望も、実際に子供が生まれてみないと分からない部分は多いと思います。私自身、3年前に選んだこの働き方が、この先もずっとこのままで良いのかどうかは、正直まだ分かっていません。今のところは自分たちに合っていると感じていますが、状況が変われば、またやり方を見直すこともあるだろうと思っています。

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