何気ない世間話のつもりが、意外と深い相談だった
先日、子育て中の知人と話していたときに、「旅行って年に何回くらい行くものなのかな」と相談されました。最初は世間話の延長のような、軽い雰囲気の質問でした。
ただ、詳しく聞いてみると、その知人の家庭では、子供を連れて年に数回以上は旅行に行きたいという考えと、年1回で十分だという考えが、夫婦それぞれの中にあるようでした。どちらが正しいというよりは、「そもそも旅行に何を求めているか」が違うという話に聞こえて、自分にとっても他人事ではないなと感じました。
「頻度」の裏にある、それぞれの理由
話をもう少し聞いていくと、年に数回行きたいという考えの背景には、「子供が小さいうちにいろんな景色や体験をさせてあげたい」「思い出は今しか作れない」という気持ちがあるようでした。一方で、年1回で十分という考えの背景には、「費用や準備の負担を考えると、頻度より1回1回の中身を大事にしたい」「無理に増やさなくても、日常の中でも十分に子供と向き合えている」という感覚があるようでした。
どちらの気持ちも、聞いていて「なるほど、わかる」と思う部分がありました。うちも4歳と0歳の子供がいて、一馬力で家計を回している身としては、「頻度を増やしたい気持ち」と「費用・体力・準備の負担」の間で揺れる感覚は、正直かなり身近な話です。
聞き手として感じたのは、「どちらかを正解にしなくていい」ということ
相談を受けながら思ったのは、この手の話に「正しい頻度」という一つの答えはないんだろうな、ということです。子供の年齢や人数、家計の状況、住んでいる場所からのアクセスのしやすさ、そして何より「旅行に何を求めているか」という価値観によって、心地よいと感じる頻度は家庭ごとに違って当然だと思います。
知人夫婦の話も、「どちらの考えが正しいか」を決める話というより、「お互いが大事にしているものを言葉にして、すり合わせていく」プロセスなんだろうなと感じました。実際、話している中で知人自身も、「頻度そのものより、なんでそう思うのかを話せていなかったかも」と気づいた様子でした。
うちならどうだろう、と考えるきっかけになった
この相談を受けて、自分でも「うちは旅行に年何回行きたいんだろう」と、あらためて考えてみました。正直、今まで夫婦できちんと話し合ったことはなく、なんとなく「行けるときに行く」くらいのスタンスだった気がします。
もしかしたら我が家にも、知人夫婦と同じように、言葉にしていないだけで頻度に対する温度差があるのかもしれません。今回の相談をきっかけに、次に夫婦で話す機会があれば、「うちは年何回くらいがちょうどいいと思う?」と、一度素直に聞いてみようと思っています。
答えはまだ出ていませんが、こうして立ち止まって考えるきっかけをもらえたこと自体が、今回の相談のいちばんの収穫だったように思います。

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